日本では冬休みはクリスマスくらいからお正月明けまでと、夏休みに比べて短い印象ですよね。韓国も同じかと思いきや、実は韓国では冬休みの期間が日本よりも長いんです!高校生までは大体12月下旬から1月末まで、大学生は12月初旬から3月初旬までとなります。
社会人は旧正月連休に合わせ有給を取って長期休暇にしたりと、時期は違えど日本と変わらないようなスタイルで冬休みを取得しています。極寒の韓国では冬は屋内で遊ぶのが定番!
そこで今回は、現地の方の冬休みの過ごし方と、人気の過ごし方をご紹介します。
韓国の冬休み!在住者に聞く現地の韓国人の8つの過ごし方!
1. 学生はやっぱり塾通い
小中学生も塾に通うことが多い韓国では、冬休みも定期的に塾に通う子供を見かけます。なんと塾では冬休みなどの時に、塾側が引率して遊園地に連れて行ってくれたりするイベントも開催しています。塾は勉強するところではありますが、学校がお休みなので友達に会いに来ていたり、暇なので塾に遊びに来たという子も多いのだそう。日本とは塾との関係性が違うことが伺えますね。
高校生になると冬休みの間も学校や塾に毎日通い、大学受験に向けて勉強漬けの毎日を過ごします。韓国の高校には部活動はないので、冬休みに部活で学校にということはありません。毎日朝早くから夜遅くまで、いい大学に入るために勉強を頑張る姿は、学歴社会であることを目の当たりにさせられます。
なお、韓国の高校生活については以下の記事で紹介していますので、こちらも一読してみてください。
2. 社会人はやっぱり実家に帰省
日本と同じように、旧正月にかけて冬休みを取得することの多い韓国では、やはりその時期に実家に帰省する方も多いです。
韓国では毎年旧正月の前後は祝日になるので、旧正月連休と有給を合わせて長めに帰省する方も多いそう。そのため、旧正月の時期になると列車やバスの予約が取れなかったり、バスや車での帰省はいつもは2時間くらいの道が5時間以上かかった!という方も。ニュースでも渋滞情報が頻繁に流れています。
旧正月時期に高速バスなどを利用される予定の方は、渋滞にかかる可能性があることを考慮して旅行の計画を立ててくださいね!
なお、韓国のリムジンバスの乗り方について以下の記事で詳しく説明していますので、旅行前にぜひチェックしてみてください。
3. 寒さも関係なし!ウィンドウショッピングだけでも楽しい地下街
今や観光客にも人気スポットとなった地下街。ソウルでは高速ターミナルや江南が有名ですよね!地下街は地下鉄に直結しているため、アクセスもよく、雪が降っても寒さがきつい時でも、関係なくショッピングを楽しめます。
服だけではなく、化粧品や雑貨、カフェや食事処もある地下街は、手頃な値段で楽しめるところが多く、見ているだけでも楽しめるスポット。学生達が冬休みに入ると、平日の昼間からびっくりするぐらい混雑することもあります。
なお、ショッピングのときそのまま使える便利な韓国語フレーズを以下の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
4. 学生人気のスポットはカラオケ!
韓国でもカラオケは大人気!韓国ではノレバンという名称で使われています。韓国では時間制のカラオケの他に、1000ウォンで2~3曲のみ楽しむコインノレバンという施設も多く存在しています。そのため、小学生から大人まで気軽に楽しめるスポットなんです!
暖房エアコンがあまり普及していない韓国ですが、時間制のカラオケ店には壁に遠赤外線のヒーターが取り付けてあることが多く、寒さを感じずにカラオケを楽しむことができます。また、1時間のカラオケ料金を払っても、お店の人がサービスしてくれて時間をどんどん追加してくれる場合も。筆者も1時間楽しむ予定が3時間以上サービスしていただいた経験があります。
お店の人次第でお得に楽しめるカラオケも、また冬休みは学生で賑わうスポットです。
5. 友達の家のような感覚で遊びたいならここ!
韓国には「멀티방 / モルティバン / マルチバン」と呼ばれる施設があり、カラオケ機器からWiiなどのゲーム機が揃っており、映画やテレビも見ることができます。また、お店にもよりますが、部屋には横になって楽しめるよう、クッションやブランケットがあるところも多く、使用料金の中にドリンクやお菓子、カップラーメンなどの軽食の料金が含まれているところもあります。
本当に友達の家に遊びに行ったときのようにワイワイ遊べる施設で、それほど料金も高くないので、冬休みには人気スポットとなります。観光地や学生街には存在しているところも多く、遊びにいくにもアクセスしやすいのも人気の理由です。
6. せっかくの冬休みは海外旅行へ!
韓国でも年々高まっている海外旅行人気。LCCが充実していることもあり、日本よりも旅行代金が安いのも人気が高まっている理由の1つです。
大学生にもなると親の手を離れ、友人や恋人、また1人で海外旅行に行く学生が増えており、近場の日本や暖かい東南アジアは特に人気のスポットです。社会人の中でも旧正月と有給を合わせ冬休みを取り、家族旅行に出かける人も年々増加しています。
旧正月の時期は飛行機の予約率も上がり、空港も大混雑する可能性があるので、その際に空港を利用される方は早めの行動を心がけてくださいね。
なお、韓国の正月については以下の記事で特集していますので、合わせて読んでみてください。
7. やっぱり韓国といえばカフェ。
韓国はカフェ大国。今やコンビニよりも多いと言われるカフェは、コンセントやWiFiも当たり前についており、温かいコーヒーを片手にスマホやパソコンで、動画を見たり、仕事や課題をこなすことができるありがたいスポット。冬休みに入って学校では会えなくなっても、友人達や恋人と毎日のようにカフェで過ごすという方も多いようです。
なお、ソウルでも特に人気が高い明洞(ミョンドン)のおすすめカフェを以下に集めましたので、旅行前にぜひチェックしてみてくださいね。
8. アルバイトに勤しむ学生も!
冬休みは昼も夜も関係なく街が賑わうので、アルバイト募集も一気に増える時期。遊ぶにもお金がかかるので、とりあえず冬休みはバイトに勤しむ学生も多いです。
特に多いのは飲食店。子供達も冬休みに入るので、家族で食事に来る方や、カフェでデートするカップルも増えるので、冬休み中は人員を増やして対応したいお店も多いようです。
まとめ
いかがでしたか?
冬休みの過ごし方は日本と似ていますが、所々韓国らしい過ごし方が垣間見れますね!
筆者の夫も大学生の時、毎年冬休みは日本旅行に来ていました。なんと日本で偶然に友達や先輩に会ったことが何回かあったそうです。それだけ冬休みの海外旅行人気が高まっていることが伺えますね。極寒の韓国では毎年マイナス15度近くまで気温が下がることもあります。みんな工夫して冬休みを満喫しているそうです。
他にもチムジルバンや、冬休み限定の屋外スケートリンクも人気!観光客でも楽しめる過ごし方なので、冬に旅行に来られた際は、現地の人のように人気のスポットを利用してみてくださいね。
なお、韓国の温泉(チムジルバン)について、以下の記事で詳しく紹介していますので、合わせて読んでみてください。
韓国の冬休み!在住者に聞く現地の韓国人の8つの過ごし方!
1. 学生はやっぱり塾通い
2. 社会人はやっぱり実家に帰省
3. 寒さも関係なし!ウィンドウショッピングだけでも楽しい地下街
4. 学生人気のスポットはカラオケ!
5. 友達の家のような感覚で遊びたいならここ!
6. せっかくの冬休みは海外旅行へ!
7. やっぱり韓国といえばカフェ。
8. アルバイトに勤しむ学生も!