あっという間に春が過ぎていき、5月~6月になると韓国では初夏のさわやかな季節が訪れます。6月下旬になると日本と同じように梅雨が訪れますが、梅雨の期間は日本より短いことに加えて、湿度も低いため日本ほどジメジメしておらず、旅行にはぴったりのシーズンです。
また韓国の5月~6月は、楽しいイベントが盛りだくさん!1年の中でも韓国各地が盛り上がり、活気あふれる時期でもあります。今回はそんな5~6月におすすめのイベントをご紹介します。ぜひ次回の旅行の参考にしてみてくださいね。
韓国のおすすめ行事・イベント!5月、6月に行くならココ!
1. 5月5日 子供の日(オリニナル)
韓国でも毎年5月5日は子供の日(オリニナル)として祝日です。実は韓国では日本でいうひな祭りの日がないため、男女関係なく男の子も女の子もこの5月5日の子供の日にお祝いです。
街中は楽しそうな親子連れでいっぱい。映画館や娯楽施設では子供の日に合わせた無料の体験イベントを開催したり、COEXモールなどのデパートでは特設のおもちゃ売り場などが設置されることもあります。ぜひ各施設を訪れて楽しい雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
2. チョンミョ大祭
毎年5月の第一日曜日にチョンノにある宗チョウ公園で開かれている李氏朝鮮王国の伝統的な祭礼式。王室の祭礼儀式を再現した韓国で最大規模の伝統行事です。
2001年にはユネスコ世界無形遺産にも登録されているとっても歴史的価値のあるお祭りで、チョンミョに祀られている王、王妃の位牌を祀るイベントのため、華やかさはありませんが、韓国の伝統舞踊や音楽、文化などを見て・聞いて、体感することができます。ぜひ5月に韓国に行く際は、訪れておきたいイベントです。
3. 燃灯祝祭(ヨンドンフェ)
4月下旬から5月上旬にかけて、韓国では町中にカラフルな提灯が見られるようになります。実はこの提灯は4月8日の「釈迦誕生日」をお祝いするためのものです。
日本ではあまり馴染みのない釈迦誕生日ですが、韓国ではとても重要な日で、クリスマスなどと同じように祝日に設定されています。シンプルな形をした提灯から、花やお坊さん、虎や鹿といった動物の形をしたものまで、様々な形の提灯が吊るされています。日中でもきれいな提灯ですが、夜になるとさらに一つ一つの提灯に火が灯り、幻想的な世界を演出します。ぜひ外に出て散歩してみてくださいね。
4. 5月8日 両親の日(オボイナル)/ 5月15日 先生の日(ススンナル)
韓国では5月8日が両親の日、5月15日は先生の日として、普段お世話になっている両親や先生に感謝の気持ちを伝える日です。日本でも母の日や父の日はありますが、先生の日はありませんね。「目上の人を敬う」文化が強い韓国らしい文化ともいえるかもしれません。
韓国旅行と両親の日が被る場合は、家族へのお土産を買ったりすると、少し韓国の文化を体感することができるのではないでしょうか。
5. 春川マイム祭り
韓国を代表する公演芸術祭である春川マイム祭り。毎年マイム劇団やアーティストが参加し、マイムや音楽、踊りなど様々なジャンルの公演が披露されます。カップル、家族連れ問わず1日楽しむことができます。ぜひ訪れてみましょう。
6. 珍島(チンド)神秘の海割れ祭り
毎年5月上旬になると全羅南道珍島では約3キロに渡り海が干上がり道ができます。その光景はまるで「モーゼの奇跡」のよう。そしてこの海割れの時期に合わせ、「神秘の海割れ祭り」が開催され、様々な文化体験イベントが行われています。
実はこのお祭りは韓国内だけでなく、海外でも有名。期間中はたくさんの外国人観光客で賑わいます。神秘の海割れ祭りの目玉プログラムは何といっても1日に1時間、海が干上がり道が出現したときに開催される「海の道ウォーキング」。なかなか珍しいイベントなので、ぜひ時間を合わせて体験してみましょう!
7. タミャン竹祭り
全羅南道・タニャンは竹で有名な地域。毎年5月上旬にはタニャン竹祭りが開催され、竹にまつわる様々なテーマに沿ったイベントが行われています。都会の喧騒から離れ、自然と触れ合いたい方にはぴったりのお祭りです。
所狭しと竹が生い茂っている散策路は雰囲気抜群で、家族連れはもちろんですがカップルでお散歩するのにもおすすめのイベントです。またカフェなどもあるので、少し歩き疲れたら伝統茶や美味しいグルメを堪能しましょう!
8. 6月6日 顕忠日(ヒョンチュンイル)
6月6日は国家のために命を捧げた人を弔う韓国人にとってとても重要な日で、国立墓地では追悼式が行われます。祝日のため、街のお店などもこの日は休業日となる場合もあるため注意が必要です。旅行する前に事前にチェックしておきましょう。
まとめ
初夏のソウルはイベントや行事も多く、また気候的にも過ごしやすいので旅行や観光にぴったり!特に梅雨に入る前の5月のソウルはいつもより観光客も増えて常に賑やかで、旅行のベストシーズンです。
6月は日本と同じく梅雨のシーズンでもありますが、日本とは違い梅雨の期間が短いのが特徴です。湿度も日本より低いので、比較的過ごしやすいと感じるかもしれません。梅雨については以下に詳しく特集していますので、合わせて一読してみください。
カップルや家族連れを問わず、みんなで楽しむことができるイベントが盛りだくさんなので、ぜひ次回の韓国旅行の参考にしてみてくださいね。
韓国のおすすめ行事・イベント!5月、6月に行くならココ!
1. 5月5日 子供の日(オリニナル)
2. チョンミョ大祭
3. 燃灯祝祭(ヨンドンフェ)
4. 5月8日 両親の日(オボイナル)/ 5月15日 先生の日(ススンナル)
5. 春川マイム祭り
6. 珍島(チンド)神秘の海割れ祭り
7. タミャン竹祭り
8. 6月6日 顕忠日(ヒョンチュンイル)