韓国の歯医者!在住者に聞く現地の7つの特徴とは?

韓国の歯医者!在住者に聞く現地の7つの特徴とは?韓国留学・移住

海外で生活しているとどうしても足が遠のいてしまう病院。中でも歯医者は特にハードルを高く感じている方が多いのではないでしょうか。しかも韓国の場合、治療に保険が効かない、高額請求されたなど良くない事を耳にする機会が多いので、さらに腰が重くなってしまいます。

しかし長年住んでいると虫歯治療や歯科検診等で、歯科通院が必要な場合ができるものですよね。そんな時、事前に韓国の歯医者についての知識があると落ち着いて対応できると思います。そこで今回は韓国の歯医者の特徴について韓国在住9年目の筆者がご紹介します。

 

韓国の歯医者!在住者に聞く現地の7つの特徴とは?

 

1. 【日本と韓国の違い①】韓国の歯科治療は保険適用範囲が狭い

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日本の歯医者との大きな違い、且つ絶対に知っておく必要があるのが韓国の歯科治療は保険適用の範囲が狭いということです。日本の場合審美目的でなければ大体の治療において保険適用されますが、韓国では例えば虫歯治療を行う際でも詰め物や被せ物等は保険適用外なので、治療費が高くつくケースが結構あります。虫歯を放置していたら治療費が100万円以上もかかってしまったということもよく耳にします。

なお、韓国の病院事情については以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらも合わせて読んでおきましょう。

韓国の病院事情!診察前に知るべき7つの注意事項!
韓国に住むならいつか足を運ぶことになる韓国の病院。しかし外国の病院ですから、診察や支払いなど慣れるまで緊張するものですよね。また韓国旅行中に現地の病院にお世話になることもありえます。そこで今回は、韓国在住9年目の筆者が日本の病院との違いを中心に、韓国の病院事情についてご紹介します

 

2. 韓国の国民健康保険で適用内の歯科治療とは

そもそも韓国の歯科治療で保険適用されるものはどのようなものなのでしょうか。ここで見ていきましょう。

1. スケーリング(歯石除去)
満19歳以上であれば年に1回のみ保険適用されます。保険が適用された場合治療費は15,000ウォン(約1500円)前後ですが自己負担だと60,000ウォン(約6,000円)程度します。

2. 虫歯治療関連処置
アマルガム、自家重合型レジン充てん、神経治療など

3. 歯周疾患及び処置、抜歯術など

4. 入れ歯
満65歳以上の人で7年に1回適用され、自己負担は3割です。

5. インプラント
こちらも入れ歯と全く同じ条件で、一人2個までです。ちなみに入れ歯とインプラントは2つのうち一つを選ばないといけません。

6. シーラント
満18歳以下の人で左右の奥歯8個まで適用されます。自己負担は1割です。

以上が現在時点の韓国の保険適用内の治療項目です。ご覧の通り虫歯治療の際に使用される詰め物や被り物等は保険適用外なので、虫歯治療の際は注意しないといけません。また韓国も審美目的の治療の場合は保険適用外のことがほとんどです。

 

3. 【日本と韓国の違い②】銀歯を使うのは日本のみ!?韓国では銀歯は使わない

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韓国で歯医者にかかった際、銀歯があると「日本人でしょ」と一発で分かるんだそうです。先進国で銀歯を歯科治療で使用しているのは日本のみなんだそう。銀歯だと見た目が良くないだけでなく熱を通しやすいので歯がしみたり、金属アレルギーを引き起こすなどデメリットが多く、韓国でも銀歯は使用しません。韓国ではセラミックや金歯が主流です。

 

 

4. 韓国での虫歯治療費は高額になる恐れもアリ⁉

繰り返し言っているように韓国では詰め物、被せ物は保険適用外です。虫歯が進行していればしているほど高額となってしまいます。

虫歯がまだあまり進行していない場合に行うレジン治療で1ヶ所10万ウォン(約1万円)かかります。さらに虫歯が進行しており詰め物をしなければいけない場合、セラミックなら1ヶ所28万(約2万8,000円)、被り物になると金歯だと安くて1つ40万ウォン(約4万円)、セラミックだと60万ウォン(約6万円)以上します。このため虫歯が何か所もある場合10万円以上かかることもしばしばなので注意が必要です。

また虫歯治療の際通院は最低2回、1週間~10日ほど空けるのが一般的だそうですが、これは歯医者によっては長引く可能性もあります。

 

5. インプラントをするなら韓国がオススメ!?日本の半額以下

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日本でも最近はインプラントをする方が増えてきましたよね。韓国は日本以上にインプラントが人気で、しかも費用が安いのでわざわざ韓国まで来てインプラント治療をする日本人の方もいます。

韓国のインプラントの相場ですが、安いところだと1本90万ウォン(約9万円)、一般的には1本130万ウォン(約13万円)ほどします。(大学病院だとさらに40~50万ウォンほど値段が上がります)日本の平均は1本30万円~40万円なので、韓国では日本の半額以下でインプラント治療が可能です。

安いですが保険適用外なので観光客の日本人でも同じ金額で治療を受けることができます。

 

6. 夜間治療を行っている歯医者もあって社会人でも行きやすい!

いざ歯医者に行こうと思っても働いている方は特に時間との兼ね合いで行けない方も多いと思います。しかし韓国の歯医者は週に2~3日、夜8時や9時まで夜間治療を行っているところもたくさんあります。また土曜日の夕方まで開いているところもあるので働いていても行きやすいです。

また、初めての場合は予約なしで訪問しても大丈夫です。受け付けで名前、外国人登録番号等を記入し、なぜ来たのかを伝えて順番を待って呼ばれたら治療室に入ります。歯医者によっては歯医者が2人以上いることもあります。2回目以降は会計の際に次回の予約をすればOKです。

なお、病院でそのまま使える便利なフレーズを以下に特集していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

韓国の病院で診察!現地で役立つ韓国語20フレーズ!
韓国在住の方はもちろん、韓国旅行中でも体調が崩れて現地の病院にお世話になることがあるかもしれません。そんな時病院や診察で使用する韓国語をある程度知っていると安心ですよね。そこで今回は、韓国の病院での診察時に役立つ韓国語を紹介します。

 

7. 高額な治療費を提示された場合は必ずセカンドオピニオンを!

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韓国では保険適用外の歯科治療項目が多いのもあって歯医者によって治療費の価格設定がバラバラです。また歯医者によっては治療しなくてもいい歯まで虫歯だから治療が必要だと言って、患者からできるだけお金を取ろうとするところもあります。診察内容がおかしい、治療費が高額だと感じたら必ず他の歯医者に行って診てもらうようにしましょう。つまりセカンドオピニオンです。

最初の歯医者で診断書を発行してもらって違う歯医者に見てもらうのもいいかもしれません。A歯医者では100万ウォンって言われたのにB歯医者では40万ウォンだった、C歯医者では治療が必要な虫歯が4ヶ所だったのにD歯医者では0ヶ所だったということはよくあることです。

 

 

まとめ

いかがでしたか?
保険適用の範囲が日本と比べて狭いために注意しないといけないことがいくつかありました。しかし普段から歯の管理をしっかりしておけば高額請求される治療を受ける可能性が低くなりますよね。年に1回のスケーリングは保険適用で15,000ウォン程度で受けられるので受けないと損でもあります。せめて年に1回は歯医者に通ってスケーリングを必ずするようにしましょう。

またどうしても歯科の治療費が不安な人は韓国には歯科保険が存在するのでそちらに加入すると安心です。良心的な歯医者を見つけるのはなかなか難しいかもですが、前もって口コミや知り合いの話を聞いてリサーチしてから診察を受けるようにしましょう。

 

韓国の歯医者!在住者に聞く現地の7つの特徴とは?

1. 【日本と韓国の違い①】韓国の歯科治療は保険適用範囲が狭い

2. 韓国の国民健康保険で適用内の歯科治療とは

3. 【日本と韓国の違い②】銀歯を使うのは日本のみ!?韓国では銀歯は使わない

4. 韓国での虫歯治療費は高額になる恐れもアリ⁉

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7. 高額な治療費を提示された場合は必ずセカンドオピニオンを!

 

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byeol08

韓国に住んで9年。留学、ワーホリ、日韓結婚と様々な経験をしてきました。在韓だからこそわかるリアルな韓国をお届けします。

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